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通関士の正体通関士試験の正体教科書参考書知って得する基礎知識携帯用電子計算機学習スタイル


■はじめの一歩 >>> □知って得する基礎知識 >>> ◎通関士試験の各科目の関係

◎法令の体系(法段階構造)

◎法文(条文)の読み方

◎条文の構造(接続詞の意味)

◎立法趣旨の重要性

◎通関士試験の各科目の関係

◎関税法と関税定率法の関係

◎関税の役割(輸入税としての関税)

◎消費税としての関税

◎関税の課税対象

◎通関手続と貿易実務

通関士試験は、(1)通関業法、(2)関税法等、(3)通関実務と一般に呼ばれる三科目から構成されています。
より詳しく見ますと「(1)通関業法」という科目では、通関業法の他に、その通関業法を実際に実施する上で必要となる細目的事項を定めた通関業法施行令、さらにこの施行令よりも細かいことが規定された基本通達、個別通達からも出題されます。
「(2)関税法等」という科目では、関税法、関税法施行令、関税定率法、関税定率法施行令、関税暫定措置法、関税暫定措置法施行令、それぞれに関係する基本通達、個別通達、さらには、NACCS特例法、外為法、輸入令、輸出令からも出題があります。
このように見てきますと、通関士試験で出題される法令の範囲はなぁ〜んて広いんだ!、こりゃぁ〜、とてもじゃないが短期間ではマスターできないのでは?と不安に思われるかも知れませんが、決してそんなことはありません。
確かに、このように出題される範囲の法令を羅列しますと、その数は多くなってしまいますが、それらのすべてが出題されるわけではありません。
通関士試験に合格する上で、最も重要なのは、やはり通関業法と関税法、関税定率法の三法です。この三法については、しっかりと学ぶ必要があります。実はこの三法とて、しっかりと学ぶ必要があるとはいっても、その全てに対してしっかりと学ぶ必要があるわけではありません。
関税暫定措置法、外為法、輸出令、輸入令、NACCS特例法といった主要三法以外の法令や施行令、通達等に至っては、ホントに必要な箇所だけを学習すればそれで事足ります。
その意味では、上に羅列した範囲から一般に受ける印象ほどには、それ程出題範囲が広いわけではありません。まぁ、そうは言っても、それぞれの法令は専門的な領域を有していますので、決して「簡単」とは言えませんが。。。
ところで、「(3)通関実務」という科目は、「(1)通関業法」や「(2)関税法等」といったいわゆる法令科目と比べますと、全く性格の異なる極めて実務的な科目のような印象を持たれるかも知れませんね。確かに、インボイスと呼ばれる書類等を見ながら実際に輸入申告書や輸出申告書を作成したりする作業やある貨物の関税率表上の所属を答えたり、といった実務的な側面が強いことも事実です。しかし、通関士試験でいう「実務」と法令とは、密接不可分・不即不離の関係にあります。つまり、通関士試験でいう「実務」とは、現実の仕事の世界をそのまま反映する実務を指すのではなく、あくまで法令に基づいた実務を想定しています。理屈としては、実務といっても、それらはあくまで法令に根拠をもつものでなければならないわけです。ですから、通関士試験での「通関実務」という科目は、法令科目について、もっと端的にいえば、通関業法や関税法などの関税関係法令について実務的な側面から問われるだけであり、それらの法令とは切り離されたところで独自に存在するものではありません。(もちろん、通関実務に独自の問題、例えば所属分類や評価の問題もあります。それはそれとしてしっかりやらなければならないことはいうまでもありませんが。。。)
例えば、通関士試験では、他の科目は自信あるのに、「通関実務」だけは自信がないと言われる方が比較的多かったりしますが、それは突き詰めて考えると「通関実務」が苦手なのではなく、通関業法や関税法などが苦手だったりすることがほとんどです。関税関係法令についてしっかりと学べば、自ずと「通関実務」についても自信がつくはずです。逆に、現在実務に携わっている方は、実際にご自分が仕事の中で経験していることの感覚から試験で答えてしまいますと往々にして不正解になったりもします。これは、前述しましたように、通関士試験でいうところの実務は、現実世界の生の実務を意味しているのではなく、法令に基づく実務を前提としているからに他なりません。
以上のように、通関士試験の各科目は密接に関連しあっていますので、それらの関連性についても配慮しながら学習することが、合理的・効率的学習につながり、楽に、確実に、合格できると思います。
また、通関業法、関税法、関税定率法の三法については、他の法令と比して特にしっかりと学習することが肝要です。


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